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スポーツ少年団活動におけるスポハラの防止について

掲載者/本部
掲載日/2025年12月22日

スポーツ少年団活動を支える皆様へ

 

スポーツ少年団活動におけるスポハラの防止について

 

 日ごろから青少年の夢の実現に向けてスポーツ少年団活動にご尽力いただいております指導者の方々をはじめとする関係者の皆様に感謝と御礼を申し上げます。

 スポーツ少年団活動は、スポーツを通した青少年の健全育成を目指して、様々な活動を展開しているところですが、「暴力」、「暴言」、「ハラスメント」、「差別」など「安全・安心にスポーツをすることを害する行為」が散見されます。

 今般、岩手県スポーツ少年団本部に一関市内のスポーツ少年団の指導者が怒鳴る、罵声を浴びせるような指導をしており、厳正に対処してほしいとの手紙が寄せられました。

 スポーツ少年団活動の現場においても、団員たちの成長に熱い思いを抱く指導者は、その成長やスキルアップのペースが遅いとき、プレイを失敗したときにもどかしい思いを募らせる時があるのではないかと思います。

 しかし、失敗して成長すること、失敗は成長の種であることを認識することが重要です。必要なのは、暴言、暴力でなく、団員を認め、彼らの話を聴き、なぜ失敗したのか、どうすればよくなるかを共に考えることです。このことに留意しなければ、熱い想いが罵声や殴打などの誤った言動に及んでしまいます。

 団員たちが生涯にわたってスポーツを実践するためには、彼ら自らが「スポーツは楽しい」と感じ、「スポーツを本当に好きになる」ことが必要です。そのためには、スポーツ少年団活動の中から、スポーツを嫌いになる要因となる、スポーツハラスメントを根絶しなければなりません。

 スポーツを通した青少年のこころとからだの健全な育成を目的とするスポーツ少年団の活動とハラスメントを伴う指導が行われる活動は決して相容れるものではありません。

 皆様の周囲で暴言、暴力、ハラスメントや指導者の権力に基づく精神的な追い込みなどの行き過ぎた指導が行われていないか見直していただき、もしそれらの行為が行われているならば、勇気をもって制止していただきたいと思います。

 スポーツ少年団活動を支える皆様におかれましては、活動現場におけるスポーツハラスメントを根絶して、スポーツとの出会いという大切な時期にある青少年の指導にご尽力いただきますようお願いいたします。

 

 

             一関市スポーツ少年団

             本部長 佐 藤 義 行

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